【ハンターハンター386話】フランクリン(・・・現れねえな)【387話】

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682: うさちゃんねる@まとめ

386微音
8日目日曜日pm9:25
フランクリン(・・・現れねえな)
テーブルの上に置いていた両手の平を組み合わせ、天井に向けた
フランクリン「ん~・・・」
限界まで両腕を伸ばし広背筋を緩めると不思議と口角が持ち上がる
フランクリン(・・・しかし)
テーブルの上に置かれたままの、煙草の吸い殻が押し付けられたステーキに視線を落とした
フランクリン(うまそうだよな、勿体ねえ・・・食べ物を粗末に扱うんじゃねえってんだ、お母さんに子供の頃教わらなかったのかよ)
程よく焼け跡の着いた表面から滴る肉汁が、赤みの残る分厚い肉の側部に垂れている
それを見るとフランクリンの口腔内は急激に潤いを持ち始めた、頬の縫い目から漏れそうな程に
フランクリン(食いてえ・・・こんなビスコとハンバーガーセットじゃ足りねえ、足りるわけねえ・・・「ああ見えて実は少食なんだね、意外~」なんてギャップで好感度上げようとしたのが馬鹿だった・・・)
顔を上げて周りを見渡すと、周りの乗客は恐れながらもチラチラ視線を送って来る
フランクリン(もう一回注文しに行くか・・・いや「あれ?さっきのじゃ足りなかったんじゃん、もしかして草食系気取ったけどやっぱりお腹すいちゃった?」とか思われるに決まってる・・・それはダメだ、となると・・・)
再度、冷え始めるも食欲をそそる匂いを発するステーキに目を移す
乗客A「おいこれ聞いてくれよ、このスピーカー」
乗客B「お?!この音楽、上層の晩餐会か?」
乗客A「ある筋からのツテのツテのツテでな、会場に忍ばせてるらしい盗聴器と直結してんのよ」
乗客B「聞かせろ聞かせろ!」
フランクリン(なにを騒いでいやがる、こっちは腹が減ってそれどころじゃねえのによ・・・食っちまうか、いやしかし「あいつさっきのじゃ足りねえからって、牛フィレ肉のソテー~吸い殻を添えて~を喰らいやがった」とか思われるのはやだ・・・と来たら)
立ち上がり食堂の奥を見据え、その方向に右腕を伸ばす
『俺の小指は豆鉄砲〔ちょいマシンガン)!!』
立てた小指の先にから「ポンッ」と音を立てて米粒大のオーラが発射された
放物線を蛇行しながらオーラは食器返却口に消え、直後に皿やトレイが床に叩きつけられる音が食堂内に響きわたる
人々が一斉にそちらに視線を送ると同時に、フランクリンは左手でステーキを掴み、涎で満たされた口腔内に放り入れようとすると、眼前に花畑が広がった
近くの乗客の持つ、小型のスピーカーから漏れるフルートの旋律と共に
フランクリンは意識が遠のき、自分の身体が背後に傾いて行くのを感じた
後頭部を壁に打ち付け、そのまま大の字に床に倒れる

ステーキは口に入る寸前のところで天井を見上げたまま気絶したフランクリンのアイマスクと化した

フランクリンが意識を取り戻し、完全に脂の固まったステーキを剥がすと、顔を覗き込む人垣に囲まれていた
ゆっくりと身を起こすと人垣は広がり、先程まで座っていた席への道が開く
そこへゆっくりと戻り、腰を落とし、顔から剥がしたステーキをそっと元の皿に戻す
フランクリン「これ早く下げちゃって」
フランクリンのお腹から発した、甘えた仔犬の短い鳴き声のような音は船外の波の音でかき消された
8日目日曜日pm9:32


689: うさちゃんねる@まとめ

>>682
「フランクリンのお腹から発した、甘えた仔犬の短い鳴き声のような音」が詩的
欲しいものは盗む(笑)とか息巻いてたやつらの悲哀を感じる 114514点


683: うさちゃんねる@まとめ

萌えるぜ


684: うさちゃんねる@まとめ

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!


694: うさちゃんねる@まとめ

来たか...!!ガタッ





コメント

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